『06 学校』


浅羽と会ったことのある方の中には、
浅羽のことを真面目な人だと勘違いされている方もいるかも知れませんが、
(多分、そう思う方はいないと思いますが 笑)
実は浅羽は、結構学校嫌いでした(特に小学校時代)

学校嫌いというよりも、学校に行くまでが嫌いと言う方が正しいかも知れません。
以前から浅羽の家は山の中にあると書いたことがありますが、
家が山にあるため途中から長い坂道が続き(特に帰り。行きは下り坂なので)
学校に出かけるのが面倒臭いような、かったるいような、そんな感じでした。

一緒に学校に行く人などがいたら、また違ったのかも知れませんが、
同じ年の人もいなければ、年の近い人もいない。
そういった意味でのつまらなさも多分あったのかも知れません。


そういえば、ふと思い出した小学校での出来事。
小6の時に、「6年生を送る会」とかありましたよね?
浅羽の学校では、その時に1年から5年までの生徒が学校のグラウンドにて
人文字をやってくれ、6年生はそれを教室から見るというイベントがありました。

浅羽も6年になった時の最後の楽しみとして、心待ちにしていました。
しかし、何故かこの年は人文字をやってくれませんでした。
先生方の考えでは「6年生を泣かせる」というコンセプトのもとで
考えた式だったらしいのですが、6年生からしてみれば、浅羽と同じように
人文字を楽しみにしていたが多く、結局誰一人泣いている人はいませんでした。

6年生の中で「人文字は必要ない、見たくない」と言う人が多かったのなら
人文字をやらずにいても仕方のなかったことかも知れませんが、
それを聞かれたわけでもなく、どちらかと言えば「6年になった時の楽しみ」と
いった感じに思っていた人が多かったであろうことだけに、
それは残念で仕方ないことでした。

翌年の時に人文字をやったのかどうかは分かりませんが、
浅羽が6年の時にはやらなかった。それは今でも変わらない事実です。
ある意味、子供の気持ちを考えてくれないのはとても残念なことですね。


って、批判をするつもりでこれを書いたわけではなかったのですが…
まぁ、当時の子供の素直な気持ちと言うことで(汗)


2004/3/4(THU)



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