『祈り』


窓の外に大きな三日月 闇に光を射している
切ない夜 不安な心に 安らぎを灯す

今のこの世界を生きる 広い大地の上で
誰も皆 希望と共に 羽ばたく日を待ち続けている

水に月を浮かべて 想いと共に飲み干そう
明日に誓いを立てて 未来の夢を叶えよう
休む暇なんて 今はないから


朝の空に眩しい日差しが 窓を通して突き抜ける
遥かな日々 願いを信じて 明日へと想う

今のこの流れが変わる ほんの些細なことで
悲しみや 喜びなんて 他の誰も 分かりはしないから

無理に言葉並べて 笑顔になんてしたくはない
ツライ夜もあるから そんな時には抱きしめて
強い人なんて 何処にもいない


信じられるものなら 何が起きても迷わない
心が傷付いても 自分だけとは思わない
眠れない夜は みんなあるから

無理に言葉並べて 笑顔になんてしたくはない
ツライ夜もあるから そんな時には抱きしめて
強い人なんて 何処にもいない

涙が出る日は 笑わないでね

いつだって 側にいてあげるから


1996/9/11〜1996/9/14


「水に月を浮かべて 想いと共に飲み干そう」これが最初に浮かんだフレーズ。
占いにでもありそうな感じですが、月を映した水を願いを込めて飲み干す。月には神秘的な力があるような気がするので、効果が
ありそうなイメージ。
とか言いながら本当にそんなおまじないみたいなものが存在するのかなんて浅羽には分かりません。でも、なんかちちょっとだけ
ロマンチックな感じなのかな?って、詩には関係なさすぎですね(汗)
この詩のように気合を入れてしっかりとした想いを持とう、そう思ったりもします。この詩は自分が出ているような、出てないような…
微妙。

タイトルの「祈り」はタイトルを考えている時に何故か浮かんだ言葉。なのであんまり意味はないですね(笑)
でも、この詩に合うような気がしたのです。


2002/10/22(TUE)

(C)Tsukasa Asaba
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