『silent』


限りない地平線を 眺めていた午後
誰もいないからだろうか 静かすぎる海

さざ波しか聞こえない この場所で
君は何を 考えているのだろう

何でも一人で悩まないで 僕もいる相談して欲しい
何でも一人で決めちゃうなんて 僕は君の一体なんだろうか


思い切り息を吸って 輝いていた日々
好きなことを続けたくて 求めていた夢

鳥の声さえ聞こえない この場所で
僕は 深い眠りに就きたくている

何から何まで抱えないで 僕と君二人で分け合おう
何から何まで複雑じゃない 思い通りいつでもならないけど


いつも 僕も考えていたことだよ

何から何まで抱えないで 僕と君二人で分け合おう
何から何まで複雑じゃない 思い通りいつでもならないけど

何でも一人で悩まないで 僕もいる相談して欲しい
何でも一人で決めちゃうなんて 僕は君の一体なんだろうか


1993/3/9〜1993/4/26


自分で何でも決めてしまう人はいる。それは時に必要なときもあるだろうけど、相手からすれば寂しく思うこともある。浅羽は「どれがいい?」
と聞かれるとすごく悩んでしまうタイプだから、相手の好みを言ってもらえた方が気は楽だけど、時にはそれが相手には不満になることも
あるだろう。一応自分が思うものがあれば、ちゃんと言うけどね。本当に何でもいいタイプなんだよな、これが。
この詩は、何でも一人で抱えてしまう相手に対して、それなら僕は君の何?と不安になっている感じ。何時だって、何処へだって僕は話を
聞いてあげるよ。だから一人で抱えないで。
そんな感じかな。


2002/11/23(SAT)

(C)Tsukasa Asaba
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