『瞬間』


ありふれた時間の中 ただ遠くを見つめている
限られた自由の中 ただ何も出来ない僕等

過ぎていったあの瞬間は 誰にも取り戻せはしない

今日まで一分一秒を 明日のためなんて考えなかった
生きてきた一分一秒が 自分への今後の力になるはずさ


忘れたい昔のこと でも気持ちは憶えていたい
戻れたら…過去のあの日 でも前は向いていたいから

求めていった夢があるなら 誰にでも叶えること出来る

これまでの一分一秒を 未来のためなんて思わなかった
今までの一分一秒が 自分の今後の勇気になるはずさ


過ぎていったあの瞬間は 欲しくても取り戻せはしない

今日まで一分一秒を 明日のためなんて考えなかった
生きてきた一分一秒が 自分への今後の力になるはずさ

これまで一分一秒を 未来のためなんて思わなかった
今までの一分一秒が 自分の今後の勇気になるはずさ


1993/3/9〜1993/3/29


気付かぬうちに時は流れて行き、気が付いたらこんなに時間が
経っていたんだと思った時があります。
好きなものなどをしている時は有意義に過ごせているのだろうから
いいのかも知れませんが、何をして良いのかが分からないでいる
場合は時間を無駄にしてしまったような気が後からしてしまうこと
もあるかも知れません。
この詩は今まで考えもしなかった時間の意味(というか何というか
…)に気付いて、一分一秒が自分の未来になっていくんだと改めて
思った詩って感じです。(意味分かるかな?)
浅羽は最近、後になって「あの経験が今の自分になっているの
かな?」とふと感じたりします。
そうして少しずつ大人になってゆくのかな…なんて。


2003/1/4(SAT)

(C)Tsukasa Asaba
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