『時移唯流』


オレンジ色の 夕焼けが一つ
並んで歩く 影法師二つ
振り向いた後 その景色見つめ
ふと気が付いた 足元の四つ葉

そっと君に渡せば 何時か
再びと願うは 睦月

色んな季節を 繰り返して
僕らは時間を 渡り次ぐ
様々なことが 起こるけれど
乗り越えた先に 道はある


また少しずつ 近づいた夏に
この空高く 浮かぶのは矢月
時間も忘れ 眺めては此処で
記憶の縁の 想い出は遠く

そっと呟く言葉 数え
終わらずに続くは 彼方

色んな出会いを 繰り返して
僕らは誰かと 巡り合う
届かぬ想いは 時にあれど
分かち合う絆 手放すな


生きてゆく限り 魂は
いつもその胸で 育ち行く
つまづくことなど 有るけれど
立ち止まる暇は 其処にない

時は移り往き ただ流れる

色んな季節を 繰り返して
僕らは時間を 渡り次ぐ
様々なことが 起こるけれど
乗り越えた先に 道はある

色んな出会いを 繰り返して
僕らは誰かと 巡り合う
届かぬ想いは 時にあれど
分かち合う絆 手放すな



2004/10/20



言葉を少し固目といいますか、言葉遣いをちょっと意識しながら書いたことで、
久しぶりに不思議な感じと懐かしい感じが漂う作品になった気が。
それも良い味わいになっていれば良いな、と。

気付いた方がいるかどうかは解りませんが、「一つ〜睦月」と「夏が〜遠く」までの部分は
1から10の数といいますか、読み方を意識してちょっと数え歌風にしてみました。

ちなみにタイトルは四文字熟語にしたかったのですが、
「時は移り往き ただ流れる」と言う意味の文字がよく解らなかったので、
その部分の漢字を使い四文字熟語風にしてみました。
造語なので実際には無いと思うので、悪しからず。

あと「矢月」も多分造語です。あると思っていたらなかったという(苦笑)
一応自分の中では、弓矢のように弧を描いて尖がっている感じをイメージしています。


2004/10/20(WED)

(C)Tsukasa Asaba
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