『Up to the end』


君は 僕に言ったね
「何にも出来ない 自分が嫌」と
そんな風に 言うけど
「応援だって 必要じゃないの?」

今日というこの時を 忘れないで…

出逢った頃には もう
別れることが 決まっている
そんな 未来でも
求め続けていたい 夢が枯れないためにも
明日を見つめ合う 久遠の果てまで


いつか 僕等問うだろう
「現実だけでは 何かが不安」
ならば それに答えよう
「それなら 時に夢を見よう」と

今というこの時が ずっとあれば…

始めた時には もう
終わりがあると 決まっている
そんな 明日でも
月の光のように 風のささやきのように
二人その日まで 優しくありたい


生まれた時には もう
終わりがいつか 決まっている
そんな 運命(さだめ)でも
君と一緒であれば 何も怖くはないから
いつも歩いてゆく 銀河の末まで



1994/11/11〜1995/2/22



PCのメモ帳に打ち込んでいる時「意味不明な感じの詩だなぁ」と我ながら思っていたのですが、
すべて打ち込み終えて見直してみると、この詩には何か独特な雰囲気と時間が流れているような、
そんな風に感じる気がしました。

毎度のことながら「運命」と書いて「さだめ」と読むのは当て字です。
毎回こればかりだね(笑)


2004/12/4(SAT)

(C)Tsukasa Asaba
clip art by 空中庭園