『桜舞散』


ゆうるり ゆらゆら 花が舞う
風の吹くまま 身をまかせ
ゆうるり ゆらゆら 桜舞う
綺麗に散って みせましょう


はんなりと ただしなやかに
この手を 伸ばしてみれば
その腕を すり抜けながら
優しく 優雅に踊る

結い上げた 髪の上
舞い落ちた 花びらが
春の日の 趣と
風情をも 連れて来る

ふうわり ふわふわ 空に舞う
風の吹くまま 思うまま
ふうわり ふわふわ 桜舞う
淡い桃色 花吹雪


ゆうるり ゆらゆら 花が舞う
風の吹くまま 身をまかせ
ゆうるり ゆらゆら 桜舞う
綺麗に散って みせましょう

優雅に舞って みせましょう



2005/2/3〜2005/3/20



桜の木の下で舞踊などの踊りを、髪を結い上げ和服姿で扇子を持って舞う姿をイメージして書いたものです。

最初の4行を思いついたことで書き始めたわけですが、
ふと思えば、桜好きなわりにあまり桜を題材にした作品はないような…
ちょうど時期的にも良い頃かな?

タイトルは「さくら まい ちる」とお読みください。
この詩には漢字のみの方が合っている気がしたので。


2005/3/20(SUN)

(C)Tsukasa Asaba
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