『Long Good-bye』


言葉だけじゃ伝えきれない 胸の鼓動止められない
溢れるほどのこの想いは 届けたくてもあなたはいない


今何所にいるの? 元気でいますか
そんな言葉は 虚しいだけで
最後に会った日 “好きな人がいる”
その一言で 時が止まった

別れても 未だ愛しているなんて
きっとあなたは 想像すらしてない

当たり前に過ぎてゆく日々 続くものだと思っていた
あなたがいないこの毎日 生きてゆくにも物足りなくて


何所に行っても ふとした途端に
思い出してる 私に気付く
想い出が強い この街にはもう
居たくないから サヨナラします

もう二度と 逢うことはないでしょう
だけどこの恋 後悔なんてしない

華やぐ街で似た人見掛け 涙ぐんでる時もあった
終った恋と割り切るために 私は何をすればいいの


あなたと別れこの数日は 泣いてばかりの私でした
でもこれからは新しい街で 強くなりたい 心に誓う

言葉だけじゃ伝えきれない 胸の鼓動止められない
溢れるほどのこの想いは 届けたくてもあなたはいない



1997/6/11〜1997/9/9



恋人でも友人でも、自分が想っていた人との別れの後は、
相手を思い過ぎていた分、その反動はひどくなる一方で。
色んなことを思い出しては、自分を責めてばかりいる日々が続く。

浅羽のそういう時のことがこの詩に出ている気もしなくはない(汗)

それを繰り返して自分を責めてばかりいると、時と場合によっては
次第に今度は、ものすごく相手に対して冷めた感じになり、嫌悪感が生まれ、
その延長で相手のことを嫌いな方向に向かうと、面白いことに(?)
どんなに相手が良いことをしようが、言おうが、もう嫌悪感しか感じなくなってしまうという…

そんなちょっと黒い部分も浅羽は持っていたりします。
本当にどうでもいい話だな(笑)


2005/8/30(TUE)

(C)Tsukasa Asaba
photo by @FRONTIER