『 016. 記憶 (ウルフ)』



「 記憶 」


この世に生まれてから 最初に思い出す

あなたの記憶は どんな景色?

鮮やかな 色とりどりの景色

モノトーンな部屋での 1色のみの景色


その景色は誰一人 同じ人などは無く

移り往く すべての時の中で

たった一つの 真実を挙げるなら

それはあなたの 記憶だということ



そのまま順に 思い出してみれば

様々な時間の流れを 感じることだろう


その記憶を 共有した人がいたこと

そして時に 思い出したくもないくらい

深い悲しみを 負わされたこともある

それが原因で 心を閉ざしてしまう人がいることも


そうなってしまったら もうその人には

誰の声も 何にも届いてはくれないのですか

これから先の あなたの記憶の中には

もう誰も 入れてはもらえないのですか


でもそれは違うのだと 本当は気付いているよね

不安になりすぎて 前に進めないだけ

何かのきっかけが欲しいと 望んでいるだけ


だけどそれなら あなたの記憶には

その光景しか 浮かんでこない



一人一人 誰もがそれぞれに生きてきて

誰もがそれぞれに 記憶を持っている

皆が皆 同じように覚えてはいないから

分かち合うことは 難しいことかも知れない


だけど 少しずつ形は変わっても

その人の記憶にある限り 思い出せるから

時には誰かと 思い出話をすることで

自分の記憶を また一つ増やしてみるのも

悪いことでは きっとないだろう








自分の一番古い記憶って何だろう?
そう言われてみると、微妙にどれなのか記憶が曖昧になってしまう。
もしかしたら、それが良い思い出かも知れないし、逆に悪い思い出かも知れない。

人の記憶は曖昧なものだから、それが逆に良いことかも知れないけれど、
むしろ悲しいことでも時にはあるかも、なんて。

浅羽の場合、変なところだけ断片的にでも妙に覚えている人なので、
何時まで経っても忘れられずに思い出しては悲しくなる時もあります(苦笑)


2005/6/15(WED)




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