Atlas
僕の居場所はあるのか・・・?
そう思って、旅に出た。
僕だけの地図を片手に・・・。
「今日の行き先は・・・。ここだ!」
地図を広げ、その上にダイスを転がす。
ダイスが止まった場所へ旅に出る。
目的の場所に辿り着くと、次の日には家へと帰る。
その繰り返し。
最終的な目的は、ただ一つ。
僕の”心の居場所”を見つける事。
旅の思い出も、お土産も
記念の写真もなにもいらない。
僕の心を打つものは、そんなものじゃない。
「今日も行くか・・・。」
今日の行き先を決め、簡単に身支度を済ませると、
まだ暗い空に浮かぶ星達に挨拶をして、誰もいない道を歩く。
「今日こそ見つかるかな・・・。」
旅先で出会う人たちは皆、
いつも笑顔で、平凡に暮らしていても、とても幸せそうだ。
きっと皆、自分の”心の居場所”をもう知っているのだろう。
僕はどんなに色々な所へ行っても、”心の居場所”を見つけられない。
もう見つかってもいい頃なのに・・・。
そういえば、いつからこんなに”心の居場所”を求め始めたんだ・・・?
仲間といて、どんなに笑っていても心はからっぽで、
何も楽しくなかった。
つまらなかった。
退屈だった。
だから、”心の居場所”を探そうと
僕だけの地図を片手に旅に出ようと決めたんだ。
最初は場所によって、
空の色や、空気の色、風の匂い、海の蒼さ・・・。
色々な事が違う事だけで、満足だった。
いつの間にか、”心の居場所”を見つけることに固執しすぎていたんだ。
そうか!
僕が、”心の居場所”を見つける事にこんなにこだわっているから、
いつまでたっても見つからないんだな。
がむしゃらに夢を追いかけて、
純粋に好きなことを楽しんでいた頃の僕に戻れたら、
きっとすぐに”心の居場所”が見つかる気がする。
僕が見つけるべきだったのは、
”心の居場所”じゃなくて、あの頃の僕だったんだな・・・。
そして今、僕はまた新たな旅に出る。
あの日の僕に出会うために・・・。
-END-
『Atlas』(2nd Album 『二枚目』収録)のイメージで書きました。
恋愛モノではない小説は初めてだったので、
もう、大変でした(笑汗)
かなり試行錯誤した割には、いまいちです(爆)
浅羽さん・・・。
すみません・・・(陳謝)
でも、頑張りました・・・。パタリ・・・。(力尽きた)
こんなんですみません(滝汗)
よろしかったら、またキリ番狙って下さいネ♪
管理人・北山 陽
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『星屑の砂時計』にてカウンター「17000」を踏んでもらった作品です。
浅羽はこの曲がきっかけでゴスのファンになったので思い入れが強いです。それだけに他のサイトでキリ番を
踏んでも思わず頼んでしまったタイトルです(本当はそういうのは失礼なのかな 汗)
この作品を読んで即興詩を書きました。
『Atlas』
「本当の僕の居場所を 探すために
当てのない旅に 今日も旅立つ
行き先は僕にだって 分からない
だけど本当に 探すべきものは
居場所じゃなくて 無邪気な心
何処にあるのか 分からないけれど
今日もこの旅は まだ終わらない」
同サイトに書き込みしたものです。
この作品は何となく自分にも当てはまる。そんな作品な気がしました。
北山 陽(ひかる)さん、どうもありがとうございます。
2003/2/21(FRI)
(C)Hikaru Kitayama
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