つきのふね


もし
最後の満月の夜
現実から逃げ出せる
月の船があったら
あなたは乗りますか?

私は乗らない
現実から目を反らしちゃいけない
ちゃんとこの目で見なきゃ
逃げてるだけじゃ
何も出来ないから

だから私は乗らない

私は地球に残るから
現実を受け止めて生きていくから
逃げないから

だから私は乗らないよ

あなたは
最後の満月の夜
月の船に乗りますか?


「ENGELS ZIMMER」 管理人の朋子さんが「つきのふね」という本を読んで『月と言えば』ということで
このサイトを思い出して掲示板に詩を書いてくれました。

この詩への即興詩。

      『つきのふね』

         「もしも 最後の満月が
         船へと 変わってしまったら
         何も 知らなかったままなら
         乗ってしまうかも 知れない

         だけどそれが 現実から
         逃げられるものだと いう事実を
         知ってしまった その時には
         きっと僕は 乗れなくなるだろう

         この青い地球が 好きだから
         君のいる星が 好きだから
         このまま一緒に この星で
         最後を過ごすのも 悪くない」


何時もなら作品そのままの即興詩になるのですが(笑)今回は似たような雰囲気を持ちつつ、
まったく違うものになりました。
「何時起こりえるか分からない出来事でも、前向きに現実を受け止めたい」そう言った真っ直ぐさを
感じました。

朋子さん、ありがとうございます。


2003/8/6(WED)

(C)Tomoko
clip art by 絵夢