<夢のとなりに>


人気もまばらな朝の海。
ここでデートするのが最近の私達のお気に入り。

あなたは光る波の上、軽やかに駆け抜け

私は砂浜でノートを広げ、ペンを走らせる。


サーフボードを抱えたあなたが
こちらへ向かってくる。
焼けた肌が太陽の光でさらに輝きを増して
その眩しさに思わず目をそらしてしまう・・・。

でも、私が目をそらしたのはそれだけじゃない。

夢をその手と声で掴んで手に入れた
あなたが眩しかった。
それに比べて、未だに夢を追いかけている私が
小さく感じられて・・・。


「つかさ、ただいま。」

「おかえり、てっちゃん。はい、コーヒー」

そんなモヤモヤした気持ちを悟られまいと
必死に笑顔を作った。

「いいヤツできそうか?」

今、一番聞いて欲しくなかった事・・・。


「てっちゃんみたいにうまくいかないよ。」

思わず本音がもれてしまった。


「あのなぁ、俺だって最初っから
 うまく行ってたわけじゃないぜ。
 失敗して、何度も諦めそうになったことだってある。
 でも、そんな俺を支えてくれる人達がいたから
 今日まで来れたんだ。
 つかさだってその1人なんだぞ。」

今にも泣き出しそうな私の肩を
てっちゃんはそっと抱きしめてくれた。


「お前が作った詩に俺が曲をつけて
 歌うのが夢なんだ。」

「え?」

「つまり、お前の夢イコール俺の夢って事。
 だから、一緒に頑張ろうぜ。なっ。」

「うん。」


夢のとなりにあなたがいる
ここから一緒に歩いていこう
いつまでも、どこまでも・・・。








   いかがでしたか?
   まず冒頭のシーンが頭に浮かび
   それからタイトル、本編と書き進めました。
   司さんが詩に託した想いにすごく夢を感じて・・・。
   司さんの純粋な姿を表現したくて
   お名前もあえてひらがなにし、優しい女性の
   雰囲気にしてみました。

   では、これからもいろんな言葉をかわして
   交流を深めたいなって思ってますので
   どうぞよろしくお願いします。m(__)m




「Angel of Heart」管理人、北川蒼海さんから「ささやかな感謝の気持ちを込めて」ということで作品をいただきました。

浅羽の名前を使った作品も初めてでしたが、詩を書いてゆく中で「何時か自分の詩に曲をつけて歌いたいと言う人がいるといいなぁ」
と言う淡い夢を持っている浅羽でして、そういう自分をモチーフに書いてくれたこと自体初めてなことで嬉しかったです。今まで詩を
書いてきて良かったなぁと素直に感じ、そして何時の日にかそうなれるようにこれからも頑張ってゆこうという気持ちになりました。
でも何だかちょっと恥ずかしいような、くすぐったいような気にもなりました。もちろん良い意味でですよ(笑)
もう一つの「夢のとなりに」は、嬉しさのあまりにこの作品をモチーフに浅羽が詩を書かせていただいたものです。

浅羽の話したことがこの作品となり、この作品から浅羽が詩を書いて…
予想だにしなかったコラボレーション(?)が出来上がりました。


北川蒼海さん、本当にありがとうございます。


2003/9/7(SUN)

(C)Ami Kitakawa
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